
「セールスコピーライティング」は「コピーライティング」と何が違うのでしょうか?
気になっている方も多いと思います。
この記事では
- ・セールスコピーライティングの歴史
- ・セールスコピーライティングが使われている場所
- ・セールスコピーライティングを身につけるメリット
- ・セールスコピーライティングに必要なスキル
- ・セールスコピーライティングのオススメ書籍
を解説していきます。
「セールスコピーライティング」に興味がある方は最後までご覧ください。¥
目次
セールスコピーライティングって何?

「セールスコピーライティング」とは
セールス=販売 コピー=文章 ライティング=書く
販売(行動)を目的とした文章を書くことです。
わかりやすいところだと、テレビショッピングなどで
「お申し込みはコチラから!」
「今回に限り〇〇円引きでご提供!」
「先着◯◯名様限り!!」
といった言葉を目にしますよね。
これらも販売することを目的とした文章なので「セールスコピーライティング」の要素を含んでいます。
セールスコピーライティングは販売をするのが目的です。
一方、コピーライティング(イメージコピー)の目的は商品や企業のイメージアップや認知です。
セールスコピーライティングの歴史
セールスコピーライティングが生まれたのは100年以上前になります。
1904年5月に「アルバート・ラスカー」「クロード・ホプキンス」「ジョン・E・ケネディ」の3人がキッカケとなってセールスコピーライティングが生まれたそうです。
ジョン・E・ケネディさんが
「広告とはセールスマンをプリントしたもの」(紙の上にセールスマンがいる)
と定義したことが、セールスコピーライティングの歴史のスタートと言われています。
一般的によく見かけるセールスコピーライティングは?
インターネット上で縦長の長いページを見たことがある方も多いのではないでしょうか?
あのページにはセールスコピーライティングの要素がたくさん使われています。
健康食品やサプリメント、脱毛、ダイエットジム、英会話教材など、最近はインターネットで販売するのが一般的なので他にもたくさんの商品の販売ページを見かけます。
例えば、サプリの販売ページで
「大好評のため完売となっておりましたが、今なら即出荷可能です!」
「注文可能な今のうちにご購入することをオススメします!」
などが、行動を喚起するセールスコピーライティングになります。
また、オフラインではチラシにもセールスコピーライティングは使われています。
セールスコピーライティングはどこで使われるか?

セールスコピーライティング どこで
セールスコピーライティングは販売を目的をする時に使われるとお伝えしました。
では、どのような媒体で使われるのでしょうか?
セールスコピーライティングはどこで使われるか?①セールスレター
セールスレターとは、商品やサービスを販売するための広告文のことです。
オフラインであればチラシになり、オンラインであればセールスページのことを指します。(セールスページは縦長の場合が多いです)
セールスレターは販売する商品やサービスの購入を決定するページです。
次のステップで決済をしたり、住所や電話番号などを記入するページにいくことになります。
セールスコピーライティングはどこで使われるか?②LP
LP(ランディングページ)は検索エンジンや広告などから、訪問者が最初に訪れたページを意味します。
また、LPの目的は、商品やサービスにより異なりますが、問い合わせ、資料請求、購入などの行動をとってもらうことです。
LPの特徴は商品やサービスの魅力などを十分に伝える必要があるので、情報量が多くなってしまいセールスレターのように縦長になってしまう場合もあります。
行動を促す必要があるのでセールスコピーライティングが使われます。
セールスコピーライティングはどこで使われるか?③ステップメール
ステップメールとは、商品やサービスを販売する時にあらかじめ作っておいたメールを順次、配信していく手法です。
何かしらのアクションをとった顧客に購買意欲を高めるようなメールをシナリオを組んで配信していきます。
例えば、
登録直後:1通目
登録2日目の18時:2通目
登録3日目の18時:3通目
という感じに配信していきます。
メールを受け取る側は、有益な情報を受け取ることで購買意欲が搔き立てられたり、情報発信者との距離が縮まっていきます。
結果的に信頼してもらい、商品やサービスを購入してもらえるので、ステップメールは非常に有効な手法です。
行動を促す必要があるので、ステップメールでもセールスコピーライティングが使われます。
セールスコピーライティングの身につけ方

「セールスコピーコピーライティングを身につけたいけど、どうやって身につければいいの」と思う方もいると思います。
セールスコピーライティングを身につけるにはいくつかの方法があります。
今回は2つの方法を解説していきます。
セールスコピーライティングを身につける方法①スクール
セールスコピーライティングを教えてくれるスクールや講座はたくさんあります。
「でも、一体いくら位するの?」と気になる方も多いと思います。
単発のセミナーなどであれば数千円であったり、半年や1年みっちり講師から学ぶものであれば高額になり30万円~100万円ほどするスクールや講座もあります。
他にも、オンライン完結型で動画コンテンツを受け取る講座などであれば、数万円などといろんな形態がありますので一度どんなものがあるのか見てみると良いでしょう。
ただし、気をつけなければいけないことがあります。
セールスコピーライティングを身につけたい方の最終目的はセールスコピーライティングを使った仕事をすることだと思います。
ですが、勉強すること、知識を増やすことがメインになってしまい、仕事が取れないという方も多く見られます。
そうならないように、スクールや講座であれば、お客様の声として結果を出している方が多いスクールや講座を選ぶようにして下さい。
また、スクールや講座に入るメリットは横の繋がりである仲間ができることです。
同じ志を持つ仲間の存在が、がんばれる要因になります。
セールスコピーライティングを身につける方法②独学
学ぶ意欲があって、行動力がある方であれば独学でも問題ありません。
なぜなら、ウェブ上(ブログ、サイト、YouTube、noteなど)に情報がたくさんあるからです。
でも、多くの人はなかなか行動できないのが現実です。
なので、スクールや講座に入って行動するための環境に身を置くという選択も良いと思います。
セールスコピーライティングを身につけるメリット

初めの章でお伝えしたとおり、セールスコピーライティングは売上を上げるために使われます。
世の中には売上をアップさせたい企業がたくさんあるので、セールスコピーライティングを身につけるメリットはたくさんあるということです。
どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
セールスコピーライティングを身につけるメリット①クライアントの売上に貢献できる
やはり、1番はクライアントの売上に貢献できるということです。
企業は売上を上げることが使命なので、売上に直結するセールスコピーライティングを身につけているライターは企業から重宝されます。
クライアントの右腕となれるのがセールスコピーライティングを身につけているライターです。
セールスコピーライティングを身につけるメリット②高額の報酬を得られる
セールスコピーライティングは売上に直接関わるので、売上が上がれば高額な報酬を得ることも可能です。
実際に、売上の15%を報酬としていただくというような成果報酬型で契約しているライターさんも存在します。
ただし、残念ですが売上を正しく報告しないクライアントもいるようです。
なるべくライターに払う報酬を減らしたいという思いからだと思います。
そうならないように、成果報酬型はクライアントと信頼関係ができてから提案するのが良いと思います。
セールスコピーライティングを身につけるメリット③私生活でも役立つ
セールスコピーライティングやコピーライティングを身につけると私生活での人間関係も良好になります。
なぜなら、コピーライティングは相手(読み手)の悩みや心理を理解しなければなりません。
悩みや心理を理解して相手(読み手)を動かすような文章を書く必要があるからです。
つまり、相手を理解する力が上がるので、コミュニケーション能力も上がっていきます。
コミュニケーション能力が高まれば、私生活の人間関係も良好になっていくのです。
セールスコピーライティングに必要なスキル

セールスコピーライティングに必要なスキルはどんなものでしょうか?
1つずつ見ていきましょう。
セールスコピーライティングに必要なスキル①真似る力
セールスコピーライティングに必要なスキルは真似る力です。
真似るといっても一言一句、真似るという意味ではありません。
構成を自分なりに分析して真似たり、デザインや色使いを真似たりなどです。
また、セールスコピーライティングは心理学などに基づいた普遍的なものです。
ですから、流行りなどがあって「最近だとこっちの書き方がいい」というようなことはありません。
セールスコピーライティングを身につけたければ、上手く真似る力をつけましょう。
セールスコピーライティングに必要なスキル②マーケティング力
セールスコピーライティングにはマーケティング力も必要になります。
マーケティング力とは、何かを販売するために必要な知識です。
売れる文章を書くだけではなく、
「どのような戦略で売れば多く販売できるか」
などを、提案できるようになればクライアントもさらに喜んでくれるでしょう。
セールスコピーライティングにはマーケティングの知識が必須なので勉強するようにして下さい。
セールスコピーライティングに必要なスキル③心理学の知識
セールスコピーライティングの本質は心理学です。
「どんな心境の時にどういった行動を取りやすいか」
などのメカニズムがセールスコピーライティングに役立つからです。
心理学と言っても難しく感じてしまうと思うので、一冊の本を紹介します。
ロバート・B・チャルディーニさんの「影響力の武器」です。
何度も読み返したくなるような名著なので良ければ読んでみてください。
オススメ
セールスコピーライティングの型とは?

セールスコピーライティングの文章をゼロから作るのは大変です。
でも、型があるのでぜひ試してみてください。
セールスコピーライティングの型①PASONAの法則
PASONAの法則は日本の代表的なマーケター神田昌典さんが提唱したものです。
消費者の購買を促すためのメッセージを法則的に並べたものとなります。
具体的には
・Problem 問題)
・Affinity (親近感)
・Solution (解決策)
・Offer (提案)
・Narrowing Down(絞り込み)
・Action 行動)
の順番で文章を組み立てたものです。
成約率の高いセールスレターも「PASONAの法則」に則って作成されていることが多いので、ぜひ試してみてください。
セールスコピーライティングの型②QUESTフォーミュラ
QUESTフォーミュラは、世界的に有名なダイレクト・レスポンス・コピーライターのマイケル・フォーティンさんにより考案されました。
・Q:Qualify (絞りこむ)
・U:Understand(共感する)
・E:Educate (啓発する)
・S:Stimulate (興奮させる)
・T:Transition (変化させる)
QUESTフォーミュラは、見込み客がどんな問題を抱えていてどんな欲求があるのかが、ある程度はっきりしている人に向いている文章です。
セールスコピーライティングの型③4つの学習タイプ
4つの学習タイプは、アメリカの教育論者であるデイヴィッド・コルブさんにより開発された経験学習モデルです。
人のコミュニケーションの方法には4つのタイプがあります。
4つのタイプに応じた伝え方ができないと「伝えたつもりなのに伝わらない」ということになってしまいます。
その4つのタイプを網羅したのがこの「4つの学習タイプ」となるのです。
・「なぜ」タイプ:学ぶべき理由を伝える
・「なに」タイプ:証拠、データを伝える
・「どうやって」タイプ:具体的なステップを伝える
・「今すぐ」タイプ:今すぐやることを伝える
この4つのタイプを盛り込むことで、あらゆる人に伝わる文章になります。
ぜひ、使ってみてください。
セールスコピーライティングのオススメ書籍

セールスコピーライティング 書籍
セールスコピーライティングの書籍はアメリカのものが多いですが、翻訳もされていますしたくさん出ています。
オススメはたくさんありますが今回は3冊紹介していきます。
セールスコピーライティングのオススメ書籍①「ザ・コピーライティング」/ジョン・ケーブルズ
ジョン・ケーブルズは、アメリカの伝説的なマーケター、コピーライターです。
有名なコピーに
「私がピアノの前に座るとみんなが笑いました。でも弾き始めると・・・」
があります。
上手くいった事例や上手くいかなかった事例が記載されていたり、写真付きでセールスレターが解説されていたり、非常に参考になると思います。
オススメ
セールスコピーライティングのオススメ書籍②「現代広告の心理技術101」/ドルー・エリック・ホイットマン
ドルー・エリック・ホイットマンさんは、セールスの背後にある心理学を教えることを専門とする、広告とセールスの世界では有名なトレーナーかつコンサルタントです。
この本は、
「人が広告を見る時にどういう心理が働くか?」
という広告行動心理を徹底的に研究しそれをまとめたものです。
ライターだけではなく、商売に関係するありとあらゆる人々の役に立つ良書です。
オススメ
【現代広告の心理技術101:ドルー・エリック・ホイットマン】
セールスコピーライティングのオススメ書籍③「禁断のセールスコピーライティング」/神田昌典
日本を代表するマーケターでPASONAの法則も提唱する神田昌典さんの本です。
セールスコピーライティングの基本から、事例も豊富に紹介されています。
神田昌典さんや神田さんの主催する実践会の方たちの成功事例も載っているので、ぜひ参考にしてみてください。
オススメ
セールスコピーライティング|まとめ
セールスコピーライティングの歴史やどんなところで使われているのか、さらにセールスコピーライティングを身につけるとどんなメリットがあるのかをお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
セールスコピーライティングは普遍的なものですし、身につけるともらえる報酬にも期待できます。
セールスコピーライティングの型も今回紹介した3つ以外にもたくさんあるので利用してみてください。
セールスコピーライティングに興味が湧いた方がいたら、学んだり、使ってみてくださいね。