
高収入が期待されるコピーライターですが、
- 年収
- 仕事内容
- 必要なスキル
など、実際のところどんな世界なのか、
興味のある方が多いと思います。
コピーライターは、需要が高まっているので年収が高い傾向にあるのです。
中には年収1000万円を超える方もいます。
では、具体的にはどうすれば高い年収を手に入れられるのでしょうか。
コピーライターとして年収1000万円を稼ぐための方法・仕事内容について見ていきましょう
目次
コピーライターの年収はどのくらい?

「稼げる」「やりがいがある」と紹介されることも多いコピーライターですが
現実的なお金事情はどうなっているのでしょうか?
・サラリーマンよりも稼げる?
・年収1000万円以上稼いでいる人がいるって本当?
そんな気になる部分についても、ご紹介いたします。
コピーライターの年収①会社員の場合
コピーライターとして会社に勤める場合、会社の規模や能力によっても違いはあるものの
年収400万円~800万円が一つの目安となります。
ただ求人情報を比較すると、会社の規模が大きいほど年収が高い傾向にあります。
また、求人ボックスによると正社員のコピーライターの年収は
474万円で、月給が24万円程度が相場となっています。
さらに、会社員としてコピーライターをする場合、年収は地域によっても違います。
最も年収の高いのは東京都の平均509万円。
それに対して、最も低かったのが京都府で388万円と121万円の開きがあります。
コピーライターの年収②フリーランスの場合
一方で、フリーランスのコピーライターの年収は
200万円~300万円と言われています。
ただしフリーランスの場合、能力次第でどこまでも稼いでいくことが出来るため、コピーライターとして成功している人は皆、会社員ではなくフリーランスとして活躍しています。
実際に、1000万円以上の年収を稼いでいるコピーライターもいます。
コピーライターの仕事内容

このように、コピーライターには会社員になるケースと、フリーランとして独立するケースがあります。、
では、コピーライターは具体的にどうやってお金を稼いでいるのでしょうか?
以下では、コピーライターの具体的な仕事内容についてご紹介いたします。
広告文の作成
コピーライターの仕事と言えば、やはり広告文の作成です。
ただ、広告文と言っても範囲は広く
・新聞
・雑誌
・チラシ
・TV
・ラジオ
といったマス媒体はもちろんのこと
・Yahoo
・YouTube
・Amazon
といったネット広告まで様々な広告文を作成します。
またその内容も、バナー広告のような数文字の広告文から、Facebook広告のような長文の広告など様々です。
LPライティング
ネットで集客、販売を行うために使うLP(ランディングページ)のライティングも、コピーライターの仕事になります。
反応の良いLPを書くことが出来れば
集客、販売にかかるコストが大きく削減出来るため、コピーライターとしては腕の見せ所でもあります。
また、現在では
・ペライチ
・WIX
・STUDIO
といったコーディングの知識が無くても、無料で簡単にLPを作れてしまうツールも多く出ているため、今後ますますLPライティングの需要は増えていくことが予想されます。
メルマガライティング
あまり知られていないかもしれませんが、コピーライターにとってメルマガライティングは非常に重要な仕事の1つです。
メルマガと聞くと、某大手通販サイトから送られてくる“売込みのメール”を想像される方が多いですが、コピーライターはメルマガを使って売込みばかりを行うのではなく
お客さんとの関係構築するためのライティングをしなくてはいけません。
そのため、メルマガライティングはコピーライターに取って絶対に欠かせない重要な仕事になります。
動画シナリオ制作
YouTubeでの動画活用が、誰でも簡単に行えるようになったことにより、動画のシナリオ制作もコピーライターの仕事として増えています。
動画シナリオ制作の主な仕事としては
・動画で発信する内容を決める
・必要な情報をリサーチする
・メッセージを伝える順番を決める
・それらを元に台本を作成する
といったものになります。
ブログライティング
コピーライターには、クライアント様のブログをより伝わりやすいメッセージで代筆をするという仕事もあります。
その場合、1本の記事を作り込んで商品の販売につなげるというよりも、スピード感を持って記事を量産することが優先されることもあります。
また、ライティングの内容はセールスに直結するというよりも
・自己開示
・お役立ち情報
・成功事例(お客様の声)
といった内容になることが多いのも特徴です。
さらに、SEOを意識したライティングを求められることもあるため、ライティング以外にもWebの知識を持っておくと強みになります。
プロモーション構築
最終的に、コピーライターは書くだけではなく
・集客方法
・商品の販売方法
・広告の出稿先の考案
・お客様との関係構築
・教育
など、成果を出すために必要なプロモーションの構築は全て仕事になります。
コピーライターの年収アップに必要なスキル

コピーライターの年収は、会社員になるのか、フリーランスになるのかで違いがあるとはいえ、能力によって左右される部分が非常に大きいな職業です。
そこで、コピーライターとして年収をアップさせるために必要なスキルをご紹介していきたいと思います。
コピーライターの年収アップに必要なスキル①継続力
コピーライターの主な仕事は、メッセージを書くことです。
そのため、文才がなければいけないと思われがちですが、コピーライターにとって文才があるかどうかは、大して重要ではありません。
それよりも、重要なスキルとして「継続力」があります。
というのも、コピーライターは
・リサーチ
・ライティング
・修正
・納品
といった業務の繰り返しになるため、どれか1つでも嫌になってしまったり、続けられなくなってしまうことは“絶対に”許されません。
そのため「継続力」は、コピーライターが年収をアップさせるために、一番大切なスキルになります。
コピーライターの年収アップに必要なスキル②:傾聴力
コピーライターが広告文などのライティングをする際、クライアント様へのヒアリングは必須です。
というのも、ヒヤリングがしっかり行えなければ、ターゲットから訴求ポイントまで全てが曖昧になってしまい、売れるメッセージを作ることが出来ないからです。
だからこそ、クライアント様から話を引き出す「傾聴力」はコピーライターにとってにとって身に付けておきたいスキルになります。
また、クライアント様自身が忘れているよなエピソードを引き出せれば
競合には作れない売れるメッセージを作るコピーライターとして、多くの仕事を獲得していくことが出来ます。
売上アップに貢献できれば、年収をアップさせやすくなるのです。
コピーライターの年収アップに必要なスキル③:好奇心
・競合にマネをされる
・飽きられる
・出稿停止になる
といったリスクがあり、常に変化し続けているからです。
そのため、新しいマーケティングや他社のメッセージに対して「好奇心」を持てることが、コピーライターとして高収入を得るためには、かなり重要なスキルとなります。
コピーライターの年収アップに必要なスキル④:マーケティング力
率直に言って、マーケティング力がないコピーライターは年収をアップさせていくことが難しいです。
というのも、マーケティング力を身につけることによって
・集客を優先する
・一部のお客様しか対象にしない商品を販売する
・高額な商品をリリースする
・一度離れてしまったお客様を呼び戻す
といった施策が行えるようになります。
つまり、売上をアップさせてくれるコピーライターとして仕事を獲得することが出来るからです。
特にダイレクトレスポンスマーケティングとコピーライティングの相性は良いため、コピーライターとして収入をアップさせていきたい方にはお勧めです。
コピーライターの年収アップに必要なスキル⑤:プレゼン力
コピーライターは、どんなに素晴らしいメッセージを書いても意味がありません。
なぜなら、クライアント様がOKを出さければ、そのメッセージや施策を世に出すことは出来ないからです。
ですので、自分のメッセージや施策を伝える力もコピーライターが年収をアップさせるためには必要なスキルになります。
また、コピーライターはプレゼン資料を作る依頼を受けることもあります。
仕事の幅を広げる意味でも、プレゼン力は身につけておきたいスキルになります。
コピーライターになって年収アップする方法

コピーライターとして年収をアップさせてるためには、大きく分けて2つの方法があります。
それをここではご紹介いたします。
コピーライターになって年収アップする方法①:広告代理店、広告制作会社へ就職
広告代理店や広告制作会社へ就職してキャリアを積んでいくのは、コピーライターとして年収をアップさせていく1つの方法になります。
特に大手に就職することができれば、高収入も期待することが出来ます。
また、会社員なら勤続年数によっても年収をアップさせていくことも可能です。
コピーライターになって年収アップする方法②:フリーランスとして独立
フリーランスは会社で与えられた仕事ではなく、自分で仕事を請け負っていけるため、能力次第でどこまでも稼ぐことが出来きます。
そのため、年収がアップするまでに何年もかかる会社員とは違い
今月からでも年収をアップさせることが出来ます。
ただし、仕事がなければ収入もありませんので、リスクも覚悟しなければいけません。
広告代理店に勤めるコピーライターの年収が良いって本当?

学生に人気の広告代理店は高収入として知られていますが、実際どうなのでしょうか?
ここでは大手2社の年収事情についてご紹介していきます。
電通に勤めるコピーライターの場合
2020年、有価証券報告書では
「電通」の平均年収は1,341万円となっています。
また、30代で年収1000万円を超えていくことも、学生に人気な要素となっています。
ただし、入社するまでが大変で、一定以上の学歴が必要になります。
博報堂に勤めるコピーライターの場合
電通に並ぶ、業界第二位の広告代理店
「博報堂」の平均年収は1,078万円となっております。
こちらも、平均年収が1000万円を超える企業になります。
ですが、電通同様入社するまでのハードルが高くなっています。
フリーランスのコピーライターの年収

フリーランスのコピーライターは、稼げるという情報もある反面、なかなか食べていけないという情報もあり、錯綜しています。
そこで、フリーランスのお金事情について解説いたします。
電通や博報堂のような大手広告代理店よりも稼げる?
独立する以上、大手広告代理店の社員として働くよりも高収入を得たいと誰もが思うところです。
ですが、そんなことは本当に可能なのか?
答えは可能です。
というのも、フリーランスは仕事の単価も案件の数も全て自分の能力次第です。
年収に上限はありません。
フリーランスコピーライターの平均年収はいくら?
とはいえ、フリーランスの平均年収は200万円〜300万円と言われています。
つまり、稼げるコピーライターと稼げていないコピーライターには、かなりの開きがあることも事実です。
コピーライターとして食べていける年収になるまでには、どのぐらいかかる?
では実際、フリーランスとして食べていけるような年収になるまでには、どのくらいの時間がかかるのか?
こちらは、一概には言えません。
ゼロからスタートして、3ヶ月で月商50万円を稼ぐようになる人もいれば
1年経っても収入がゼロという人もいます。
ですがこの違いは非常に単純で、どれだけ行動したかによります。
ですので、失敗を恐れず、たくさん営業をしてクライアント獲得に動いた人の方が圧倒的に早く稼げるようになります。
7.フリーランスになるメリット

フリーランスには上限なく稼げる可能性があることも魅力なのですが、実はそれ以外にも、5つのメリットがあります。
それをここではご紹介いたします。
働く場所が自由
フリーランスには、会社に出社するという概念がありません。
ですので
・カフェ
・図書館
・コワーキングスペース
・クライアントのオフィス
・公園
といった場所でも、パソコン1台あれば仕事をすることが出来ます。
働く時間が自由
フリーランスは、どこでもパソコン1台で仕事が出来るだけではなく、働く時間も自由です。
ですので、通勤のために満員電車に乗ることも、通勤ラッシュにハマることもなくなるため
多くのストレスから解放されますが、会社員以上に自己管理が求められることもあります。
単価を自分で決められる
仕事の単価を自分で決められるフリーランスは
労力に見合った報酬を受け取ることが出来るのも、会社員とは違った大きな魅力です。
さらに、高単価で仕事を受注できるようになれば、仕事を外注化し、今までライティングに使っていた時間を別の仕事に使うこともできるようになります。
逆に、低単価で多くの仕事をこなしていくという選択も出来ます。
つまりフリーランスは、どうやって仕事を受けていくか全て自分でコントロールをすることができるのです。
仕事量を調節出来る
コピーライターとして、たくさん稼ぎたい気持ちは誰でもあるかと思いますが
・家族との時間をもっと作りたい
・時間に追われる生活をしたくない
・1つのプロジェクトを終えたらゆっくりしたい
こんな場合でも、フリーランスなら仕事量を調節し、自由に働くことが出来ます。
能力次第で高収入を目指せる
つまり、フリーランスの収入は全て自分の能力次第です。
収入に上限はありません。
フリーランスになるデメリット

コピーライターフリーランス デメリット
とはいえ、フリーランスにもデメリットがあります。
特に、よくある4つのデメリットをここでは紹介いたします。
自分で仕事を取らないといけない
フリーランスは仕事を自分で取らなければいけないため
ライティングは得意だが、営業は苦手なんてことは言っていられません。
もちろん、ライティングスキルを使ってクライアント様を獲得することは可能ですが、一切人と会わずに全てを完結するのには限界があります。
ですので、フリーランスとして独立するのであれば、コピーライティングの前に営業活動をする必要があります。
仕事が取れなければ収入ゼロ
当然、仕事がなければ収入もありません。
また、仕事がないからと言ってフリーランスは失業保険を受け取ることも出来ません。
ですので、まずはどんな形でも仕事を取ることが最優先になります。
仕事がなければ、せっかく身につけたコピーライティングのスキルも使うことが出来ないのです。
請求書の作成から入金確認まで全て自分でやらなくてはいけない
請求書の作成や入金確認まで、フリーランスはすべて自分で行わなくてはいけません。
コピーライターとしてメッセージを書く以外にも、こうした細かい業務が出てくるのもフリーランスのデメリットの1つと言えます。
デザイナーやコーダーなど必要なリソースは自分で探さなければいけない
LPや動画を制作する場合、コピーライター以外にも
・デザイナー
・コーダー
・動画編集
・ナレーター
など、様々な方に仕事をお願いしなくてはいけない場面があります。
こんな時、フリーランスは必要な人材を自分で探さなくてはいけないため、ライティング以外にも時間と労力をかけなくてはいけません。
コピーライターで年収1000万円を目指すには

コピーライター 年収1000万円
多くのコピーライターの方が、1つの目標にしている年収1000万円。
これを目指すにはどうすれば良いのか?詳しく解説していきます。
9.1大手広告代理店に就職する
先程もお伝えした通り、大手広告代理店に就職してキャリアを積むのはコピーライターとして1000万円を稼ぐ1つの方法になります。
中でも、「電通」「博報堂」は平均年収が1000万円を超えているため、入社できれば非常に現実的な目標になります。
ただし、入社するまでのハードルは高くなっています。
フリーランスとして売れっ子になる
フリーランスは単価を自由に決められるため、売れっ子になれば年収1000万円を目指すことが出来ます。
また、企業との月額契約を結べるようになると、事業も安定し、高収入を目指しやすい環境を作ることが出来ます。
プロモーションを回せるようになる
集客、販売に関わる
・オプトインページ
・LP
・メルマガ
・ステップメール
・動画シナリオ
・動画撮影
・説明会台本
・セミナー台本
といった、プロモーションを一括して請け負えるようなコピーライターになると、単価も上がり年収1000万円をさらに目指しやすくなります。
そのためにも、ライティングだけではなく
マーケティングのスキルも身につけておくと強力な武器になります。
自分の商品を持つ
クライアント様の商品のライティングや、プロモーションではなく
自分自身の商品を持つことで、年収1000万円を目指すこともできます。
例えば、自分自身でコピーライティングを教える講座を作り、生徒を募集することが出来れば、コピーライターのみで得る収入よりも大きな収入が見込めます。
ただし、自分の商品をプロモーションする場合にもマーケティングのスキルは必要になってくるため、是非、ライティングと合わせて習得して頂ければと思います。
コピーライターの年収|まとめ
コピーライターの年収事情を、会社員とフリーランの両面からご紹介して参りました。
いかがだったでしょうか?
やはり大手広告代理店の年収は高いと感じられた反面
フリーランスのコピーライターとして、年収1000万円を達成するにも決して非現実的な話ではなかったと思います。
特にフリーランスの場合、単価も仕事量も自分で決めることが出来るため、広告代理店よりも上の年収を目指すことも可能です。
もちろん、それまでには大変なこともあると思いますが、コピーライターは能力次第で上限なく稼げる仕事として魅力を感じて頂けたら幸いです。