
あなたは「コピーライター」という職業をご存知でしょうか?
・コピーライターがどんな職業か知りたい
・前からコピーライターに憧れていた
・将来コピーライターになろうと思っている
という方は、この記事を最後まで読み進めることで
- ・コピーライターの仕事内容
- ・コピーライターの年収
- ・コピーライターの種類
- ・コピーライターのなり方
- ・コピーライターに向いている人
これらが分かるようになります。
これからAIの時代になっていきますが、そんな時代だからこそ人の心を揺さぶるようなコピーライターが求められます。
そんなコピーライターという特殊でやりがいのある仕事に興味がある方はぜひ、最後まで読んでみて下さい。
目次
コピーライターとは?

あなたはコピーライターという仕事を知っていますか?
コピーライターの仕事は一般的には広告コピー(キャッチコピー)を書く仕事のことです。
短い言葉で分かりやすく、その商品の魅力やイメージを伝えるのがコピーライターの仕事なので「言葉のスペシャリスト」ということができます。
そもそも広告コピー(キャッチコピー)とは?
そもそも広告コピーとは何かというと、広告文字全般の文章のことでです。
・テレビCM
・ラジオ
・新聞
・雑誌
・ポスター
・SNS
など、コピーのジャンルは様々です。
つまりコピーとは、商品やサービスのイメージを伝える文章のことです。
分かりやすいところですと、
・タワーレコードの「NO MUSIC NO LIFE」
・ロッテの「お口の恋人」
・ファミリーマートの「あなたと、コンビに、ファミリーマート」
などがあります。
おそらく、3つの中にもあなたの知っているキャッチコピーがあったのではないでしょうか?
キャッチコピーの主な目的はみんなに見てもらって、覚えてもらうことです。
キャッチーでインパクトがあって、多くの方が思わず目で追ってしまう文章が優秀なコピーになります。
コピーライターの仕事は?

コピーライター 仕事
コピーライターの仕事は、主にテレビCM、ラジオ、新聞、雑誌、ポスター、SNS、通販などの文章を考えることです。
しかし、最近ではWEB関連の仕事も多くなり、広告制作、サイト制作、ランディングページ制作など、ライターの仕事も多くなっています。
ここでは、コピーライターの仕事内容とそのライターの種類を分けて説明していきます。
ライターの種類について完璧な定義はないので、「そんなライターの種類や仕事があるんだな」くらいに捉えてもらえると嬉しいです。
広告コピーライター
いわゆる一般的に「コピーライター」と定義されるのが、この広告コピーライターです。
その仕事はこれまでお伝えしてきた、テレビCM、新聞、雑誌、ポスター、などの広告のキャッチコピーのフレーズを生み出すのことが仕事となります。
おそらく日本で一番著名な広告コピーライターといえば糸井重里さんでしょう。
コンテンツコピーライター
コンテンツとは「情報の中身」「情報の内容」と捉えられますが、サイト制作などで読者にとって役に立つ情報などをまとめるライターのことです。
このサイトの文章もコンテンツコピーライターの仕事ということができます。
セールスコピーライター
セールスコピーライターは、主にランディングページやセールスレターといった、何かを販売する時などに使用するページを書くのが仕事です。
セールスコピーとは売上に直結するような反応を促す文章なので、販売することに特化したライターの仕事といえるでしょう。
インターネットの発達で、Web広告が増えていますよね。
その影響でセールスライターの需要が高まっています。
コピーライターの年収は?

コピーライター 年収
コピーライターは会社員の場合と、個人でフリーランスとしてやられている場合があります。
コピーライターの年収を一概に決めつけることはできないので参考程度にとどめておいてください。
では、コピーライターはどれくらいの年収を得ているのかをみていきましょう。
コピーライターの年収:会社員
まずは、会社員の場合です。
会社員の場合は会社の規模、経験、実力によって変わってきます。
コピーライターの年収の目安としては300万円~650万円ほどでしょう。
大手起業であれば500万円~800万円、中小起業であれば300万円~500万円ほどが相場となりそうです。
(※あくまで目安の数値となります)
コピーライターの年収:フリーランス
個人でフリーランスとして働く場合は、会社員として働くよりも少額になる可能性が低いです。
意外かもしれませんが、稼げるからフリーランスになるわけではありません。
年収で200万円~300万円になってしまう可能性もあるでしょう。
ただし、ライターはクリエイティブな仕事です。
結果を出して有名なコピーライターになり企業から実力が認められれば年収1,000万円以上稼ぐことも夢ではありません。
コピーライターのやりがいとは?

コピーライター やりがい
何の仕事にでもいえることですが、仕事をする上でのやりがいとはとても大事ですよね。
コピーライターという仕事にはどんなやりがいがあるのでしょうか?
1つずつみていきましょう。
コピーライターのやりがい①:自分が関わった広告を目にした時の達成感
広告はいろんな媒体に掲載されます。
あなたがライティングした広告も、どこかに表示されるということです。
自分の関わった広告を見た時が一番の達成感を得られるでしょう。
また、有名なキャッチコピーが話題になったり、人の心に残るというのは他の仕事では味わえない達成感かもしれませんね。
コピーライターのやりがい②:創造することの達成感
先ほどもお伝えしましたが、コピーライターはクリエイティブな仕事です。
自分の頭の中から生み出した言葉が、多くの人の目に触れたり、行動を促したりします。
ですから、ものづくりなどとは違った達成感が得られるのも大きな特徴といえます。
コピーライターのやりがい③:自分の実力で勝負できる
「この人に書いてほしい」と思われるような実力を持つコピーライターになれば、名指しで仕事を請けられるようになります。
フリーランスとして独立して大きな金額を稼ぐことも可能となります。
まさに自分の脳みそだけで勝負できる、そんなやりがいを感じることができるのもコピーライターの魅力の1つといえます。
コピーライターに向いている人は?

コピーライター 向いてる人
コピーライターに魅力を感じてやってみたいと思ったけど、本当に自分にできるのか不安を持つ方も多いと思います。
「やっぱり文章を書くのが得意じゃなければダメ?」
「小学校の読書感想文が苦手だったけど大丈夫?」
と感じる方もいるかもしれませんね。
では、コピーライターに向いている人はどんな人なのでしょうか?
コピーライターに向いている人の特徴①:表現する事が好きな人
コピーライターは様々な切り口から、いろんな表現をしてクライアントの要望に答えるコピーを作らなければなりません。
それには、アイデアを豊富に出す必要もありますので自発的に表現できる人が向いているといえます。
コピーライターに向いている人の特徴②:考え方が柔軟な人
キャッチコピーに正解というものはありません。
ですので、コピーライターの数だけ答えがあるということになります。
「1+1=2」というように絶対的な答えがないのがコピーの世界なのです。
柔軟に自分の中からクライアントの求めるベストなものを考えて作り出せる人が向いているといえます。
コピーライターに向いている人の特徴③:作り上げるのが好きな人
もしかすると、
「コピーは急に頭の中にひらめくもの」
「コピーはふと頭の中に降りてくるもの」
と思っている方もいるかもしれません。
実際は全然そんなことはありません。
何通りも書き出して「これがいいか?いや、こっちの方がいい」と自分の中で何度も練り直して作り上げるというイメージです。
なので、試行錯誤しながら作り上げるようなことが好きな人はコピーライターに向いているということができます。
コピーライターの仕事の厳しさ

コピーライター 厳しさ
コピーライターと聞くと「パソコンをカタカタやるだけで簡単そう」と思う方もおられるかもしれません。
本当にそうなのでしょうか?
コピーライターの仕事の厳しさ、大変な部分をみていきましょう。
コピーライターの仕事の厳しさ①:何度でも修正に対応する必要がある
広告制作はクライアントありきの仕事です。
クライアントが求めるものを提供するのがコピーライターの仕事でもあるので、場合によっては何度も修正する必要が出てきます。
悩んで悩んでやっと作ったものが大幅に修正となったりすると精神的にもキツイ仕事というのは心得ておいた方がよいでしょう。
それと同時に修正を繰り返して、やっとできたときに達成感もすごいです。
コピーライターの仕事の厳しさ②:締め切り前はとっても大変
世の中は常に新商品で溢れています。
企業は新商品を開発して販売することで利益を上げていくのでそれに伴って、広告も必要となります。
常に企業のタイトなスケジュールに合わせて広告を作る必要があるのです。
締め切り前はかなり忙しくなります。
有名でクライアントをたくさん抱えると、徹夜をする方もいるのでそのつらさは心得ておいてください。
実際にコピーライターになる方法は?

コピーライター 方法
では、実際にコピーライターを目指そうと思ったらどんな方法があるのでしょうか?
1つずつみていきましょう。
コピーライターになる方法①:就職
まず、コピーライターになる方法として、広告代理店、広告制作会社などに就職してコピーライターへを目指すという道があります。
この場合、入社していきなりコピーライターではなく、アシスタントとして下積みを積むところからスタートする方が多いです。
他にも、広告を扱う会社、新聞社やテレビ局などもコピーライターを募集することがあるようです。
コピーライターになる方法②:学校
ライター未経験であれば学校に進むのも一つの手です。
学校で基本的な知識を得てから企業に就職するのもコピーライターになる一般的な道といえるでしょう。
主に専門学校や養成講座などがあります。
コピーライターになる方法③:独学
実は、コピーライターになるには、特に資格が必要というわけではありません。
つまり、「コピーライター」と名乗った瞬間からコピーライターになれるのです。
しかも、今はSNSがあるのでどこかに所属していなくてもコピーライターとして発信していれば、誰かの目に留まる可能性はゼロではありません。
Twitterなどの発信からお仕事につながる可能性もないとはいえない時代です。
ただ、独学だと就職先で上司に教えてもらったり、学校で先生に教えてもらったりといったことがないので難しい部分もありますが、自立心が強い方は「自ら道を切り拓いていける」という側面もあります。
コピーライターに必要なスキル、役立つ資格は?

コピーライターにはどんなスキルが必要なのかというと、まず時代を読むスキルが必要となります。
時代的にターゲットに刺さる言葉がどんなものかが分からないと、反応の取れないコピーになってしまう可能性があるからです。
他にも、ターゲットを理解する力や企業(クライアント)の意図を理解する力も必要です。
良いコピーを作成するには聞く力も非常に重要となります。
コピーライターに必要なスキル、役立つ資格①:実用ライティング検定
実用ライティング検定は誰でも受験することができます。
webライティングの基礎的な知識や、読者に応じた表現方法への理解など、読者にとって読みやすい文章を書く力をが学べます。
コピーライターに必要なスキル、役立つ資格②:webライティング能力検定
webライティング能力検定も誰でも受験することができます。
ビジネスにおけるライティングやSNSや個人の日記に至るまでジャンルを問わず、信頼性のある文章を書く技術を習得することができます。
有名な企業も社内教育として受けている会社も多数あるようです。
コピーライターに必要なスキル、役立つ資格③:公募での入賞経験
一番代表的な賞に「宣伝会議賞」があります。
キャッチフレーズなどを応募する公募です。
日本最大の公募型広告賞として「コピーライターの登竜門」となっています。
コピーライターになりたい!学歴や実務経験は必要?

コピーライター 学歴
じゃあ実際コピーライターになろうと思ったら学歴や実務経験がないとなれないのでしょうか?
その疑問に答えていきます。
コピーライターを目指す人の最終学歴は?
コピーライターを目指す学歴の割合としては大卒が約70%ほどと一番多いです。
続いて専門学校卒が約15%となり、次が短大卒が約12%、高卒が約5%と続きます。
学歴が必要というわけではありませんが約2/3以上が大学卒となっています。
実務経験がなくてもコピーライターになれるの?
結論、コピーライターになるためには実務経験は必要ありません。
ただし、経験がない方がいきなり待遇のいい会社に採用されたり、案件を獲得されたりするのはかなり難しいです。
いきなり独学でコピーライターになるのは、圧倒的な実力があるなら別ですが、茨の道となる可能性が高いです。
やはり、未経験でも採用してくれる会社に応募するか、スクールなどに通うのが一般的なルートになります。
コピーライターのその後

コピーライター その後
コピーライターをずっとやる方もおられると思いますが、コピーライターを経て開けてくる道もありますので紹介しておきます。
実力次第でチャレンジできる求人が増える
コピーライターとして実績と一定の評価があれば転職も可能です。
会社員であればコピーライターとして独立することもできるし、ディレクターなどになってマネジメントするといったステップに進むこともできます。
中には年収1000万円を超えるようなライターもいます。
努力次第では、日本でもトップレベルでも稼げる可能性もあるのです。
コピーライター|まとめ
いかがだったでしょうか?
コピーライターという職業は、ただただ自分の思い通りに書けばいいというわけではありません。
文章力だけではなく、時代を読む力、企業の意図を汲み取る力も必要となってきます。
そして、非常にクリエイティブな仕事です。
ある意味、職人のように突き詰められるような人が活躍できる職業かもしれません。
一流のコピーライターになるには、それ相応の努力や根気も必要となるでしょう。
ただ、資格が必要ないので誰にでもチャンスがあるのがコピーライターといえるかと思います。
興味が湧いた方はコピーライターの世界に飛び込んでみてください。