
「ダイレクトレスポンスマーケティングはもう古い」
もしかしたら、あなたもこんな声を聞いたことがあるかもしれません。
ですが、ダイレクトレスポンスマーケティングは本当に古いマーケティング手法になってしまったのでしょうか?
そして、現在では効果がないものになってしまったのでしょうか?
そこで今回は、そんなダイレクトレスポンスマーケティングについて
- なぜ古いと言われてしまうのか?
- 現在では使えないのか?
- これからどうなっていくのか?
これらを詳しく解説して参ります。
目次
ダイレクトレスポンスマーケティングは古い?

ダイレクトレスポンスマーケティングは「古い」という話を聞くことがあります。
ですが、本当に古くなってしまった過去のマーケティング手法なのでしょうか?
そして、なぜ古いと言われてしまっているのか?
その理由について詳しく解説していきます。
なぜダイレクトレスポンスマーケティングは古いと言われてしまうのか?
ダイレクトレスポンスマーケティングが古いと言われてしまう理由の1つに、歴史があります。
というのも、ダイレクトレスポンスマーケティングは約140年前から使われているので、単純に古いマーケティング手法と見られています。
さらに、現在でも集客・販売の手法が昔と変わっていないことも、古いと言われる原因となっています。
ダイレクトレスポンスマーケティングは古いから使えない?
そんな140年前から使われているダイレクトレスポンスマーケティングは、現在では通用しないマーケティング手法なのか?と言えば
決してそんなことはありません。
その理由については、後述詳しく解説させて頂きますが、むしろ現在の方が使いやすい環境がそろっており
今こそ使うべきマーケティング手法となっています。
ダイレクトレスポンスマーケティングの実践方法、3つのプロセス

現在こそ使いやすくなっているダイレクトレスポンスマーケティングですが
実践するためには知っておくべき3つのプロセスがあります。
また、ダイレクトレスポンスマーケティングとは、そもそもどんなマーケティング手法なのかについて解説していきます。
ダイレクトレスポンスマーケティングとは?
そもそもダイレクトレスポンスマーケティングとは、どんなものかと言いますと
広告やWebなどで発信した情報に、何かしらの返答をくれた人に対して商品やサービスの販売を行うマーケティング手法になります。
ですので、ダイレクトレスポンスマーケティングは、飛び込み営業のような手当たり次第に営業をかける手法と違い
興味を持ってくれた人だけに営業を行えるため
・営業の効率が非常に良い
・営業にかかるストレスが少ない
・再現性の高い営業が出来る
といった部分で優れています。
また、ダイレクトレスポンスマーケティングの目的はあくまでも集客や販売になります。
そのため、ブランド名や企業名を覚えてもらうために、印象に残るフレーズを連呼するようなメッセージが使われないのも特徴の1つとなります。
ダイレクトレスポンスマーケティング実践方法①集客
ダイレクトレスポンスマーケティングを実践する際
まずはあなたの商品やサービスに興味を持ってくれる「見込み客」を集めるところからスタートします。
ここでの目的はあくまでも見込み客の集客なので、いきなりメインの商品やサービスを販売をしようとしてはいけません。
むしろ、見込み客に興味を持ってもらうために「フロントエンド」という
利益を出すことを目的としない、格安商品や無料商品を使って見込み客の集客だけを行って行きます。
ちなみに集客では、見込み客の
・メールアドレス
・LINE
・住所
・電話番号
といった連絡先のいずれか、あるいは複数を必ず入手しておかなければいけません。
ダイレクトレスポンスマーケティング実践方法②教育
集客の次は、入手した見込み客の連絡先を使って「教育」を行っていきます。
教育は、見込み客の興味や購買意欲を高めることが目的になります。
そのため、商品の
・価値
・魅力
・使い方
・すでに使っているお客様の声
などをしっかりと伝えていくことで、高額商品でも売りやすくなります。
また、見込み客との信頼関係の構築といった意味でも、教育は非常に重要な要素となっています。
ただし、定期的に、しかも頻繁に情報発信を行って行かなければ教育の効果がありませんので
集客後は、あらかじめ教育のスケジュールを組んでおく必要があります。
ダイレクトレスポンスマーケティング実践方法③販売
集客・教育まで出来たら、最後はメインとなる商品やサービスの「販売」を行って行きます。
ただし、ここで安価な商品やサービスを販売してしまうと
これまでかけてきた、集客のための広告費やフロントエンドへの投資を回収することができないので
出来るだけ高額商品か利益が見込める商品を販売する必要があります。
古いと言われるダイレクトレスポンスマーケティングを使うメリット

古いと言われることもあるダイレクトレスポンスマーケティングですが、この手法は現在でも大きなメリットがあります。
では、そのメリットとはどんなものなのか?
ここでは、現在でも大きなメリットが得られるダイレクトレスポンスマーケティングの
具体的なメリットについて詳しく解説していきます。
古いと言われるダイレクトレスポンスマーケティングを使うメリット①営業を超効率化出来る
ダイレクトレスポンスマーケティングは、こちらが発信した広告や情報に興味を持ってくれた人に対して営業を行うため
興味のない人に対応する必要がありません。
そのため、飛び込み営業のように一軒一軒闇雲に営業する必要もありませんし
予備知識のない人に、ゼロから商品やサービスの説明をする必要もありません。
ですので、営業にかかる時間的な効率は非常に良くなっています。
古いと言われるダイレクトレスポンスマーケティングを使うメリット②営業にかかるストレスを軽減出来る
営業の効率化同様、ダイレクトレスポンスマーケティングは興味のある人だけに営業を行うことで
・嫌な顔をされる
・門前払いをされる
・成約しない
といった、ストレスを軽減することが出来ます。
また、ダイレクトレスポンスマーケティングは営業にかかるストレスの少なさから
営業マンの離職防止といった面でも効果が期待されます。
古いと言われるダイレクトレスポンスマーケティングを使うメリット③小予算から始められる
ダイレクトレスポンスマーケティングはハガキを使って行うこともできるほど、小予算から始めることが出来ます。
また、・予算のかけ方をかなりコントロールが出来るため、まずは気軽にテストから始めるといった使い方が出来ます。
さらに、実践しながら学ぶことが出来るため、絶対に失敗できないといったリスクとプレッシャーが少なくなっています。
古いと言われるダイレクトレスポンスマーケティングを使うメリット④高額商品が売りやすい
ダイレクトレスポンスマーケティングでは必ず教育を行うため、しっかり価値提供を行うことが出来ます。
そのため、例え高額商品であっても価格に見合った商品であることを伝えることによって、成約率をアップさせることが出来ます。
逆に、教育で価値提供が出来ていないと、成約率に大きな影響を与えてしまうため、しっかりと手を抜かずに行わなくてはいけません。
古いと言われるダイレクトレスポンスマーケティングを使うメリット⑤まだ知られていない商品が売りやすい
まだ知られていない商品も高額商品同様、教育を行うことで販売がしやすくなります。
ただし、まだ知られていない商品の場合、このぐらいは見込み客でも知っているだろうと思って教育を行うと失敗してしまうので
目線を下げて、1から丁寧に教育していく必要があります。
一方で、まだ知られていない商品は
・競合が少ない
・価格競争に巻き込まれにくい
・先行者利益を得られる可能性がある
といった面では非常に有利となっています。
古いと言われるダイレクトレスポンスマーケティングを使うメリット⑥繰り返し販売出来る
ダイレクトレスポンスマーケティング最大のメリットは、一度集客した見込み客に対して何度も繰り返し商品を販売していけることです。
見込み客の連絡さえ分かっていれば、
・商品を変え
・価格を変え
・特典を変え
・販売時期を変え
いつでも、自分の好きなタイミングで商品を販売することが出来ます。
ただし、関係性を継続するために情報発信を定期的に行い、コミュニケーションを取り続けなければ
ただの迷惑な営業として認識されてしまうため、メルマガ配信やニュースレターの発行といった努力を欠かすことが出来ません。
古いと言われるダイレクトレスポンスマーケティング、3つのデメリット

ダイレクトレスポンスマーケティングには多くのメリットがある反面、デメリットになる部分もあります。
ですが、デメリットの部分も知っておくことで、解決策も見つけやすくなり、成果を出しやすくなるため、ここでは詳しく解説していきます。
古いと言われるダイレクトレスポンスマーケティング①収益が得られるまでに時間がかかる
ダイレクトレスポンスマーケティングは、一般的な営業とは違い、いきなりメインの商品やサービスの販売を行いません。
その上、教育のプロセスを挟むため、収益を得るまでに時間がかかります。
ですので、今すぐ売上を上げたい場合や、現金が必要な場合には向いていません。
古いと言われるダイレクトレスポンスマーケティング②広告費やフロントエンドなどへの投資が必要
ダイレクトレスポンスマーケティングは、まず見込み客の集客を行うために、広告費やフロントエンドへの投資が必要になります。
そのため、集客が上手くいかないと広告費やフロントエンドへの投資が無駄になってしまうというリスクがあります。
ただし、ダイレクトレスポンスマーケティングは小予算から始められるため、投資へのハードルは非常に低いものになっています。
古いと言われるダイレクトレスポンスマーケティング③メッセージを伝えるためのライティング能力が必要
ダイレクトレスポンスマーケティングは集客、教育、販売の全てのプロセスで、見込み客に対してメッセージを伝える必要があるため
・商品の魅力
・商品の価値
・商品に込めた想い
・商品の正しい使い方
など、伝わる文章を書く、ライティング能力が必要になります。
ダイレクトレスポンスマーケティングに必要なライティングについてはこちらで詳しく解説しておりますので、是非、ご一読ください。
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ダイレクトレスポンスマーケティングは古くない!ネットと組み合わせて使う方法

ダイレクトレスポンスマーケティングの歴史は確かに古いです。
しかし、だから現在は使えないなんてことは一切ありません。
むしろ、ネットと組み合わせて使える現在こそ、効率良く成果を得られるマーケティング手法になっています。
そこで、今こそ使って欲しいダイレクトレスポンスマーケティングとネットの組み合わせについてご紹介いたします。
LP(ランディングページ)の活用
インターネットで集客、販売をするのであれば、LP(ランディングページ)は今や必須です。
なぜなら、LPを使うことでオフラインでは出来なかった、大量の見込み客に対してアプローチが出来るからです。
また、LPを使うことで、集客や販売にかかっていたストレスを軽減することも出来ますし、24時間365日働いてもらうことも出来ます。
ただし、LPは持っているだけでは集客出来ません。
多くの人に見てもらえるよう、広告をかけたり、見込み客に興味を持ってもらえるような
フロントエンド商品を用意しておくことが成功のポイントとなります。
メルマガ、LINEの活用
ダイレクトレスポンスマーケティングの2番目のプロセス、教育を行う上でメルマガやLINEは非常に有効です。
というのも、メルマガやLINEならハガキや小冊子を使って教育を行うよりも、格安で行うことができるからです。
しかも発信したい情報を、リアルタイムでに届けることが出来るのも大きな強みです。
ただし、定期的に情報発信を行っていないと忘れ去られてしまい、販売に繋げることが出来なくなるだけでなく
迷惑メールとして扱われてしまうので、注意が必要です。
動画の活用
文章では伝えにくい商品やサービスの使い方も、動画なら簡単に伝えることが出来ます。
また、動画で顔を出すことで、会ったことのない人にも安心感を与えることが出来きますし
実際に話をしている姿は写真以上に安心感を与えることが出来ます。
しかも、今やYouTubeはスマホ一台あれば誰でも無料で使えてしまうため
ダイレクトレスポンスマーケティングでは、是非、使いたいツールになります。
SNSの活用
SNSは無料で情報発信ができ、集客に繋げられる可能性があるため、すでに多くの方が使われていることと思います。
ですが、SNSの活用方法は無料の情報発信だけではありません。
SNSは広告の出稿先としても使えるため、アカウントを作っておくと活用の幅が広がります。
ダイレクトレスポンスマーケティングは古いと言われながら現在でも使える3つの理由

ここまで、古いを言われることもあるダイレクトレスポンスマーケティングについて紹介したきたが
結論としてダイレクトレスポンスマーケティングは、現在でも十分使えるマーケティング手法となっております。
むしろ、インターネットが普及した現在こそ、使いやすいマーケティング手法とも言えるのですが
その理由をさらに詳しく解説いたします。
ダイレクトレスポンスマーケティングは古いと言われながら現在も使える理由①人の感情は変わらない
ダイレクトレスポンスマーケティングには
・集客
・教育
・販売
といった3つのプロセスがあり、これらは全て人の感情に対して訴えかける必要があるため、時代に関係なく不変的に使うことが出来ます。
というのも、人の感情は時代や流行に左右されることがなく、今も昔も同じだからです。
つまり、ダイレクトレスポンスマーケティングは現在も使えるのではなく
これから先もずっと使って行くことが出来るマーケティング手法という訳です。
ダイレクトレスポンスマーケティングは古いと言われながら現在も使える理由②ネットとの相性が非常に良い
ダイレクトレスポンスマーケティングはネットとの相性が非常に良いため
・郵便
・電話
・自動音声機器
・留守番電話
などを使っていた時代に比べると、現在こそ格段に実践しやすい時代になっています。
また、現在はメールや動画など低コストで使えるツールも沢山ありますし
分からないことはネットですぐに調べられる点でも、ダイレクトレスポンスマーケティングとの相性が良くなっています。
ダイレクトレスポンスマーケティングは古いと言われながら現在も使える理由③小予算で誰でも始められる
ダイレクトレスポンスマーケティングは小予算で始められる上に
メールや動画もほとんどコストをかけずに使えるため、会社の規模に関係なく始めることが出来ます。
ちなみに、ダイレクトレスポンスマーケティングは会社でなくても、個人レベルで使えるため
営業マンが一人一人取り入れることさえ可能です。
ダイレクトレスポンスマーケティングが古いと言われてしまう理由|まとめ
ダイレクトレスポンスマーケティングが古いと言われている理由から、今こそ使いたいメリットまでご紹介して参りました。
いかがだったでしょうか?
ダイレクトレスポンスマーケティングは確かに歴史が古く、現在では使いにくいマーケティング手法に思えてしまうかもしれませんが
インターネットとの相性が抜群に良く、現在こそ使って頂きたいものになっています。
またダイレクトレスポンスマーケティングに使いたい
・LP
・メール
・LINE
・動画
といったツールにほとんどコストがかかりませんので、是非、あなたの会社でも取り入れてみてはいかがでしょうか?